長文速読2つのテクニックのうち、今回は
「スキミング」って何?
スキミング(skimming)とは、文章の内容をざっくり把握するためのテクニックです。
skimは「すくい取る」という意味の英単語。その名の通り
スキミングを習得すると、全文読まなくても内容が分かるようになります。読む量がめっちゃ減り、長文を読む時間をめちゃめちゃ削減できます。
つまりスキミングは、超高速飛ばし読みのテクニックです。
飛ばし読み!スキミングの練習方法
では早速、スキミングの練習法について紹介していきますね。
精読できない人は論外
速読。スキミング。
の前に、
そもそも正しく読めない人が、読む速度を上げた所で、ただ間違える数が増えるだけですよね。
あくまでスキミングは、「既に正しく読める人」が「さらにスピードを上げる」ためのテクニックです。正しく読めない人が身につけても無意味。
とりあえず
まずは「段落要約」を鍛える
スキミングの練習は
ざっくり大事なところだけ読む
↓ ↓ ↓
高速で要約する
ってことです。
つまり、スキミングは超高速の要約ともいえるのです。
はじめは速度を気にしなくていいので、
自力では難しいので、できれば添削してくれる先生を見つけましょう。
この段階の練習では、文章全部読んでください。どこが重要で、どこが不要なのか、まだ分からないうちは、全部読みましょう。
ある程度、要約練習の量をこなしていくと、
・段落内で特に重要な文
・逆にどうでもいい文(読み飛ばして良い文)
・文章全体の流れ(構成)
が見えてきます。
この感覚が身に付いてくると、文章をパッと見ただけで要約できるようになります。
高速で「タイトル」をつけていく
ある程度要約力がついたら、あとはスピードを上げるだけ。
この段階ではもう全部読む必要はありません。段落ごとの趣旨がざっくり掴めれば十分です。
スキミングのゴールは「この段落に何が書いてあるのか」を高速で把握すること。
タイトルをつける=段落の趣旨が分かった
ってことです。つまり、タイトルさえつけられれば、もう次の段落に行っちゃってOK。全部読む必要はありません。
超高速でタイトルをつけられるようになれば、スキミングは完成です。
スキミングは、あるとき急に覚醒する。
いかがでしたか?
正直、スキミングの練習は大変です。
要約練習も、タイトルをつける練習も、どちらもスグ出来るようになるわけではありません。結構時間がかかると思います。
単語や一問一答などの”暗記”であれば、覚えれば覚えるだけ身についている実感が得られます。でも、長文練習はそうもいきません。1文読めばそれがそのまま得点になるわけではありません。
なかなか成長実感が得られないのは辛いと思います。
ただ、
今まで全然速く読めなかったのに、
僕自身も受験生時代、上智の入試当日に”ソレ”が来ました。(遅いw)
残り30分で大問が5個残っているという絶望的な状況でしたが、どうにか解き終えることができたのです。まさに「覚醒」でした。
正直、いつ覚醒が来るかは分かりません。誰にも分かりません。
地道に毎日練習を積み重ねて、そのときを待ちましょう。w
- スキミング=高速要約
- まずは”段落要約”の練習から
- 超高速の”タイトル”付けで完成!